目次
タイトルの通りAWS Summit Japan 2025に参戦してきたので、その振り返り感想とか自分が今回学んだこととか印象に残ったことのまとめになります。
昨年度に初めて体験記を書いているので(こちら)、今回は体験というよりも内容にフォーカスしての感想とかメモです。
散文で箇条書き多めですが、ご容赦ください。
つよつよエンジニアではないので個人的な意見とか挟みますがご容赦ください。
いくつか写真も掲載しているため、万が一内容の削除や修正の必要がある場合は、Xで DM していただけると幸いです。
ページトップの画像は、2 日目の幕張メッセ入口で撮ったものです。
TL;DRなまとめ
AWS Summit Japan 2025 そのものについて
- 昨年に引き続き生成 AI のユースケースが出揃い始めてきた
- AWS Village は相変わらずいいぞ
- AWSの人と直接コミュニケーションできる貴重な機会
- サービスの詳細や技術的なポイントについて質問可能
- クッションは相変わらずフカフカ
- 2023 年からの進化が激しかったのか、今年は去年と同じ感じのフカフカ度合い
- コミュニティが熱くなってきている
- めっちゃ人が多くなってきている印象
- かなり成熟してきているコミュニティ、だからこそ楽しい
感想とか思ったことについて
- 生成 AI に必要なデータってやっぱり重要
- データ活用文化の醸成
- IT 技術者に経費削減ではなく投資判断の最適化を求める時代
- 現実世界での制約の明確化は大事
AWS Summit Japan 2025 そのものについて
Summit 内で開催されている細かいコンテンツの話ではなく、Summit そのものについての概要です。
全体的に
- 基調講演は年々混雑度を増しています
- 1 日目、9:20 分頃着ですでに整理券は終了でサテライト会場へ
- 去年と違って、英語での講演はそのまま英語がスピーカーから流れていました!
- クッションは 2024 のときと同等クオリティ
- more ふかふか、折りたたむ用のゴム標準装備
- 1 日目、9:20 分頃着ですでに整理券は終了でサテライト会場へ
- 全体的に AWS は生成 AI 推し
- 基調講演、AWS Village、セッション
- 特に生成 AI 事例が多かった印象
- 生成 AI を中心とした周辺領域も盛ん
- データ活用、セキュリティ、開発効率化
AWS Village
- 実際の企業事例とかユースケースとともにポイントとかを気軽に質問できたりする場所
- やっぱり AI とかクラウドインフラとかが優勢な印象
Industries Pavilion
- 産業での活用事例とかユースケースの紹介とともにポイントを気軽に質問できたりする場所
- それぞれの業界で他社がどのようなことをやっているのかここで情報収集できる
- 人が集まるところと、そうでないところとかなり差があったような気がする
- 製造系とか公共系が結構大きくて楽しかったかも
Partner Solution EXPO
- 今回は大きくあまり見ていないかも
- 今回の目的が企業のユースケースとかをざっくり収集したいということに終始していたので
感想とか思ったことについて
全体的に
今回も Jam とか GameDay やりませんでした
- 今回は参加したいなと思ったのですが、案内が出た 5 日後に申し込もうとしたらすでにいっぱいでした
- 人気すぎる
- 今回は参加したいなと思ったのですが、案内が出た 5 日後に申し込もうとしたらすでにいっぱいでした
認定者ラウンジが今回はなかった
- 昨年ステッカーとか全冠獲得者の配布所とラウンジが同じところでやっていたのでかなり混雑した
- 今年はステッカー配布所や全冠取得者の SWAG 配布所が会場外になったので混雑緩和してたかも?
Gemini に EXPO ガイドマップを読み込ませてキーワードを抽出してもらった
「生成AI」や「セキュリティ」などITトピックについてのキーワードを抽出して、登場回数が多い順に15ピックアップしてください。その際に登場回数と合わせて記載してください
順位 キーワード 登場回数 1 クラウド 73回 2 AI 66回 3 データ 60回 4 生成AI 48回 5 セキュリティ 48回 6 開発 29回 7 運用 18回 8 移行 13回 9 アーキテクチャ 12回 10 サーバーレス 12回 11 コスト 10回 12 ネットワーク 10回 13 データベース 9回 14 ストレージ 8回 15 SaaS 7回 とにかく爆発的に活用を進めていきましょう、生成 AI をね!という勢いがすごい
学んだこととか思ったこと
下記は自分のための学びとか思ったことなので、細かくトピックを分けておきます(トピックに偏りがあるのは興味的に仕方ないところで)
データ活用を推進する文化
- データ民主化促進のためには?
- データが導く世界観のアピール
- 小さな成功体験を積み重ねること
- どのように推進するのか?
- アサーティブコミュニケーション
- 対面でのコミュニケーション
- やって見せて、やらせて見せて、互いに学ぶ
- 最新テクノロジーを踏まえて、未来への希望を分かち合う、共有し合う
- アサーティブコミュニケーション
- どのように推進するのか?
- 生成 AI 活用のためのプロンプトチューニングには暗黙知を言語化することが大事
クラウドのコストに関して
- クラウドは見えないコストが積まれていく
- 部門とかサービスとかで配賦しずらかったりして管理が必要になったり
- そもそもクラウドへのコミットメントが難しい(適切に使えてなかったり)
- ROI の評価が難しかったり
- IT 技術者にも経費削減のためのコスト最適化ではなく投資判断の最適化を求める時代
- ただ削減をやるのではなく、どこに投資すればいいのかを判断できるようにする
- FinOps をしっかりとやっていこう!(日本の finops foundation が立ち上がっているよ)
生成AIのプロトタイピング
- プロトタイピングの目的は検証結果を得ることで、特に生成 AI は試さないとわからないことが多いから早く検証を回そうね
- プロトタイプを作るのが目的じゃないように
- スピード重視で
- グッドハートの法則に注意
- プロトタイピングの成果物を捨て去る勇気
- 全部捨てる -> でも検証結果が得られているから OK
- 一部捨てる -> 事情とか鑑みるとまぁありか?
- ほぼ捨てない -> プロトタイプをベースにした拡張開発はちょっと難しい?
アーキテクチャ道場
- 現実世界の制約を正しく明確にして落とし込む
- 勘定系システムであれば、IP 毎に使用が許される外部システムとの連携
- 絶対に切断できないセッションとか
- 適切に問題を切り分けて考える
- 段階に分けて対応したりとか
- ◯◯のために -> △△を実装するとか 問題ごとに解決手段を適切に
その他の学び
- 日本企業は生成 AI ツールの採用や業務統合を進めている
- Athena の進化が面白いので積極的に使っていきたい (DSQL とか、sagemaker unified studio との integration とか)
- もう、iceberg さんちゃんとやろうね
その他雰囲気などの画像集
メッセ入口
Partner Solution EXPO の様子
- 基調講演前のサテライト会場
AWS Expo の様子
塚田農場のお弁当
もらったものたち
- ステッカー
- AWS Culture ブースで
- serverlesspresso
- フライトタグ
- 配布されていたエナジードリンク
- ステッカー
まとめ
去年よりもさらにパワーアップした印象の AWS Summit でした。
特に、AWS Expo の内容がとても充実していて、企業ブースを周る比率が今回落ちてしまいました。
やはり生成 AI が重要になってくるということを肌で感じて、とにかく焦燥感が一層高まる機会になりました。企業のユースケースや事例も増えてきている中で、自分ももっと最新機能や生成 AI を活用していかないと、企業のみならずいち技術者としてダメだなと改めて感じました。
自分の立ち位置を俯瞰して考えさせられ、そして新たなエネルギーを得られる場所だと思うので、来年も現地参加できるようにこれからも頑張っていきます。