AWS Summit Japan 2024に参加したので感想とか自分のメモとか
タイトルの通りAWS Summit Japan 2024に参戦してきたので、その振り返り感想とか自分が今回学んだこととか印象に残ったことのまとめになります。
散文で箇条書き多めですが、ご容赦ください。
つよつよエンジニアではないので個人的な意見とか挟みますがご容赦ください。
いくつか写真も掲載しているため、万が一内容の削除や修正の必要がある場合は、XでDMしていただけると幸いです。
ページトップの画像は、2日目の幕張メッセ入口で撮ったものです(生憎の少し雨)。
目次
TL;DRなまとめ
AWS Summit Japan 2024 そのものについて
- とにかく生成AIに関連する話題が多かった
- AWS Village はいいぞ
- AWSの人と直接コミュニケーションできる貴重な機会
- サービスの詳細や技術的なポイントについて質問可能
- クッション最高
- 2023年より進化し、よりふかふかで折りたたみ用ゴム付き
- 歩きやすい・動きやすい・調整しやすい服装を選ぶ
- 会場内は暑いが、外は寒い可能性もあるので調整可能な服装が◎
感想とか思ったことについて
- ITエンジニアは生成AIについての知識も必要そう
everything fails, all the time
- Rust と Lambda 使ってみようね
- アウトプットしないのは知識の便秘
AWS Summit Japan 2024 そのものについて
Summit 内で開催されている細かいコンテンツの話ではなく、Summit そのものについての概要です。
全体的に
- 基調講演は相変わらず混雑するので開始4,50分前には来ないと入場できない(人数にブレはあるが)
- 1日目: 9:15分頃着で E列指定席ゲット
- 2日目: 9:35分頃着でメイン会場は満席だったためサテライト会場へ
- サテライト会場でもクッション配布ありました!
- ただし、英語での講演については日本語同時通訳がスピーカーから出てくるので英語で聞きたい人は基調講演メイン会場へ
- クッションが2023のときより進化してて最高
- more ふかふか、折りたたむ用のゴム標準装備
- 1日目: 9:15分頃着で E列指定席ゲット
- 全体的にAWSは生成AI推し
- 基調講演、AWS Village、セッション
- 生成AIを中心とした周辺領域も盛ん
- データ活用、インフラ、セキュリティ
- 調整しやすい服装を見極めて
- 熱気がすごいので会場内は半袖でちょうど良いかも
- ただし2日目、最低気温18℃最高気温23℃で少し雨で寒かった
- 会場内は広くてそれなりに歩くので歩きやすい靴で(自分は多分15000歩くらい)
AWS Village
実際の企業事例とかユースケースとともにポイントとかを気軽に質問できたりする場所
下記は AWS Village についてのEXPO Guideからの引用
AWS Village は、AWS のサービスやインダストリーソリューションを扱う 90 以上の AWS 展示と、50 以上のお客様事例展示が 一堂に会した展示エリアです。生成 AI など、テーマごとに 4 つのエリアに分かれており、個々の基本的な機能から選定や組み合わせ まで、実際に動くデモを見ながら学ぶことができます。
いくつかミニステージがあってテクニカルなセッションが開催される
手を動かすとか技術が大好きなエンジニアは Developers on Live ミニステージがめちゃくちゃ楽しいかも
Partner Solution EXPO
- AWSパートナー企業が大集結
- それぞれのパートナー企業の中でもミニセッションとかデモとかやってる
- ノベルティに力を入れているところも
- パートナー企業それぞれの強みのソリューションについての紹介に力を入れている(生成AI活用もちらほら)
感想とか思ったことについて
全体的に
今回は Jam とか GameDay やりませんでした
- Jam や GameDay は普段やらないことだからゲーム感覚ですごい楽しい
- が、セッションを見たり AWS の知らないサービスについてのユースケース眺めたりも同じこと
- ゲームで生まれるネットワーキングと自分で練り歩いて作るネットワーキングどちらがいいか
認定者ラウンジはやっぱり混雑する
- 基調講演聞いたあとにすぐに認定者ラウンジ列に並んだけど25分くらいかかった
- ステッカーだけならわざわざ並ばなくても数はありそう
なんか会場が広くなってない!?
-> AWS Summit Japan 2023 よりも1 Hall 広くなってた
- 下記 AWS Summit Tokyo 2023 の会場MAPと比較
- AWS Summit Tokyo 2023の会場MAP
- AWS Summit Japan 2024の会場MAP
- 参考: 2023 expo guide、2024 expo guide
- というかよく見たらEXPO Guideのページ数も2倍になっていた。。
- 下記 AWS Summit Tokyo 2023 の会場MAPと比較
具体的には AWS Village という追加スポットが!これ重要
AWS Village は、熱い!!
- AWSの人に直接サービスの細かい話とか技術的なポイントとか質問とかとにかくコミュニケーションできる
- すでにAWS使っていて知っているソリューションアーキテクトやスペシャリストの方に挨拶できる
- 事例やユースケースといっしょにサービスについて紹介しているので全然知らないサービスを知ることができる
ChatGPTにEXPOガイドマップを読み込ませてキーワードを抽出してもらったらやっぱり生成AIは熱い
「生成AI」や「セキュリティ」などITトピックについてのキーワードを抽出して、登場回数が多い順に15ピックアップしてください。その際に登場回数と合わせて記載してください 以下は、AWS Summit Japan 2024のEXPOガイドマップから抽出したITトピックのキーワードとその登場回数です。登場回数が多い順にリストアップしました。 1. **生成AI** - 40回 2. **AWS** - 35回 3. **データ** - 15回 4. **インフラ** - 10回 5. **セキュリティ** - 8回 6. **アプリケーション** - 7回 7. **サービス** - 6回 8. **クラウド** - 5回 9. **エッジネットワーキング** - 4回 10. **ハイブリッドクラウド** - 3回 11. **ネットワーキング** - 3回 12. **コンピューティング** - 3回 13. **サステナビリティ** - 2回 14. **ロボティクス** - 2回 15. **リアルタイム分析** - 2回
とにかく生成AIという単語は別にML Engineerではなくても聞かざるを得ない状況
- もうITに携わる人はみんな知らんとやばそうな勢い
学んだこととか思ったこと
下記は自分のための学びとか思ったことなので、細かくトピックを分けておきます(トピックに偏りがあるのは興味的に仕方ないところで、、)
分散システムについての考え方
- everything fails, all the time
- レジリエンスの確保が前提
- 障害が発生する前提で設計する
- ビジネスの成長に合わせてアーキテクチャを常に最適化
- 単純にモノリシックなシステムをスケールするだけだと課題が出てくる
- 分散システム作るときに考えたいこと
- 整合性 … どこでシステム間の整合性が必要?結果整合性じゃだめ?
- 可観測性 … ユーザー体験、メトリクス
- 定期的なテスト … カオスエンジニアリング、ゲームデイ
- APIを使ったサービスは結局密に結合しているので、イベントドリブンなアーキテクチャを心がける
- APIの契約によってそれぞれの依存性が高まるのでお互いにAPI契約を守る必要がある
生成AIとかの活用について
- 生成AIやAIのフル活用を前提とした新しいプロセスや開発体制を検討・用意しないとこの先キツそう
- みんなビルダーになれるチャンスだからどんどん活用していかないと
データ分析基盤
- データ分析基盤を作る中でオンプレミス側に「データ収集のための仕組みをいれて」って言っても失敗する
- 開発や運用で負担が少ない方法を探るために現在はどのような環境なのか詳細に把握する
- データサイズ … 全体サイズ、日々の更新サイズ
- 更新方法 … all rewrite、append、update/delete
- ネットワーク環境 … 帯域、利用可能時間帯、専用線/インターネット
- オンプレミス側の環境を把握したらそれぞれのパターンに合った方策を
- ストリームデータ … バッファリングとリアルタイム性
- ファイルサーバー、RDBMSからどのようにデータ同期を取るか
- s3 sync、datasync、全体コピー、更新特定できる条件でクエリ、CDC、明言されていない更新業務
- データ基盤のコストは機能領域ごとに最適化する
- 収集、保管、活用
- それぞれでしっかり「可視化」、「最適化」、「実践」、「予測」のサイクルを回してコスト最適化
- 生成AIのデータ基盤に重要なポイントは?
- 非構造化データを取り扱おう
- 状況コンテキストと意味的コンテキストをなるべく最新の状態に更新する
- 価値ある情報のみを保存しておく
- データ品質が良い、ユーザーが必要、生成されてはいけない内容が含まれていない
どうやら Rust はいいぞ
- Rust で自作して学ぶコンテナの仕組み
- Rustacean lambda
- Lambda は Rust とすごく相性が良さそう
- とにかく速い、速度は正義
- full Rust 実装しなくても、Lambda Extensionsを活用したサイドカーを Rustで実装すればいいね!
- コンテナ Lambda でサイドカーパターンは実現可能なの ? ~コンテナ利用者に捧げる AWS Lambda の新しい開発方式 ! ~ 第 7 回 - 変化を求めるデベロッパーを応援するウェブマガジン | AWS
- 例えば Lambda Extensions で Lambda の event をいい感じに http request に rust で高速に変換すれば、web アプリを Lambda で実行できるよね
- Lambda は Rust とすごく相性が良さそう
レジリエンスについて
- 障害ポイントとどのようなロジックで障害が発生しうるかをまず洗い出して対応方針を立てる
- statefull なリソースは複数のリージョンや場所に置くと運用がキツい
- 単体で動作可能なプリミティブなコンポーネントとユースケースに依存するコンポーネントでサービスを構成する
- static な部分と dynamic な部分での障害の影響をコントロールできるようにする
- 現実世界を注意深く見ると、システムアーキテクチャに活かせるポイントがある
- 銀行の窓口 -> 一般窓口と重要顧客の窓口、順番待機列
- システム -> ワークロードの分離、分散処理
その他の学び
- アウトプットしないのは知識の便秘
- 今後の自分の柱にしたい
- 今日成功しているモダンビジネスはすべてデータビジネス
- マーケティング、データ販売、競争優位
その他雰囲気などの画像集
メッセ入口
パートナーEXPOの様子
1日目のまい泉のお弁当(中身撮影してなかった)
2日目の塚田農場のお弁当(まい泉と塚田農場選べたので前回と異なるものをチョイス)
まとめ
去年よりもさらにパワーアップした印象の AWS Summit でした。
やはり最新の技術である生成AIが隆盛なので、内容が偏ってしまっている部分も感じましたが、むしろこのように大々的に全面に出しているということは確実に身につけるべき分野ということでよりしっかりと勉強したいなと思わされました。
会場の熱気はやはり現地でないと感じられないところがあったりしますが、コンテンツが盛り沢山すぎて興味のあるものが廻りきれなかったりするので、AWS Summit にかかわらずカンファレンスでは事前に何を持ち帰りたいのか整理しておくと良いと思いました。
来年も行けることを願って、そして願わくはもっと様々な人とネットワーキングや交流を深めたいと思います。
記事を書いていて気づいたのですが、去年はSummit Tokyoで今年はSummit Japanになっていました。 2024のexpo guideファイル名がSummit Tokyo になっていたりするので、どちらで統一するのか確定させてほしいです!